システム開発の現場では、プロジェクトリーダーが開発スタッフの指揮を執る場合が多いのが特徴である。しかしプロジェクトによっては、システムエンジニアがリーダーの役割を兼任する事もある。そのためこれからチームを主導する立場を任される可能性を想定して、先頭に立ち指揮できるようなスキルを磨いておいた方がいい。
これまで管理職の立場に立った経験がなければ、突然チームを指揮することを任されたとしても対処する事は難しい。そこで普段から、どのような点に気をつけてマネジメント能力を身に付けるかを考える必要がある。
例えばプレッシャーが掛かる場面でも冷静に判断できる能力が必要になる。システム開発の仕事で特徴的であるのは、納期間近の過密なスケジュールである。プロジェクトが佳境に入ると、期限までにあまり時間長い状態で開発を進めなければならない。製品が納期に間に合うかどうかギリギリの状態では、プロジェクトの責任者には大きなプレッシャーが掛かるため冷静な判断力を失いがちではある。そのような厳しい場面でも冷静さを失わずに状況に対し適切に対処できる能力があるかどうかが、責任者には試される。
また過密スケジュールで徹夜が続くと、開発スタッフも疲労がピークに達し、チームの指揮が下がる。そのような場面でスタッフたちを鼓舞しやる気を出させるリーダーシップも、チームを率いるシステムエンジニアの立場になれば要求されるスキルに挙げられる。
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